神奈川県の辻堂・茅ヶ崎市の整体院

コロナ禍の中で

「整体法」で読む「新型コロナ」 第2回「風邪を引く」ということ【2】

2020.05.06 | コロナ禍の中で

どうして風邪を引くのか

風邪を引く状況で、(1)の「疲れが溜まって抜けない」と、体の左右のアンバランスが強まり、体の中心が保てなくなってきます。その左右差がピークに達すると、自ら風邪の原因ウイルスを引き込み、一気に風邪に入っていきます。

けれども、「この仕事をいついつまでに仕上げる」といったような場合、疲れはあっても仕上がるまでは集中を途切らせることはできません。ところが、その仕事が無事済んだ途端に張りつめていた「気」が抜けて、「風邪を引く」ことがあります。これが(2)の「中長期に渡っていた仕事などの集中が途切れた時」です。年末に一仕事を終えた途端、正月休みに風邪で寝込むことが意外とあるのも、まさにこのケースですね。

また、季節ごとに体を観ていくと、寒さや暑さに慣れ順応している時は、風邪を引くことがあまりありませんね。ところが、秋口や春先、また冬に入る頃など季節の変わり目に入ってくると風邪を引く人が増えてきます。何故でしょうね?

数か月間その季節に順応していた体ですが、そのままでは次の季節にすぐ順応できません。そのため、季節の変わり目の温湿度等の変化に体が反応して、それまでの体の状況を一度ご破算にすることで、新しい季節に順応できる体へと衣替えするわけです。これが(3)の「季節の変わり目に風邪を引く」理由と考えられます。

この時、体の弾力があり、体にかかっていた負担が少ないほど、あまり大掛かりなリセットをすることもなく、スムースに次の季節に入っていけます。逆に言えば、普段から体の負担が続いていて、体の左右差が強まっていると、なかなかそのような体にかかった負担は取れません。そんな時、体は無意識のうちに風邪を引き、上手に経過していくことで、体にかかる負担をうまくリセットできることがわかっているのです。

 

 第2回「風邪を引く」ということ 【3】に続く

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