神奈川県の辻堂・茅ヶ崎市の整体院

整体生活の知恵

整体法で読み解く猛暑の時代の体【2】暑い室内での運動から腎不全になったケース(1)

2020.08.29 | 整体生活の知恵

 暑い最中での運動は危険

夏場に関わらず、汗を出すために室内を暑くして運動することは、人によってはとても危険です。

 異様な硬さをした肋骨の原因は?

以前、私の所に通っていた奥さんが、「娘を診てください」とのことで、数日後その方の娘さんが操法を受けに来室されました。お母さんから「ここの整体は問診はせずに体を診ていく」と聞いていたらしく、症状も話されることなく静かに操法が始まりました。
30歳前後とのことでしたが、異様な肋骨の硬さを感じました。
「何だろう、この肋骨の硬さは?」
まるでスチールのような感じが手に伝わってきました。
以前診ていたことのある肺がんの患者さんも独特な肋骨の硬さがありましたが、それとは全く異なるものでした。

 汗が出ない体なのにホットヨガを行ったことが原因か?

そこで、「お仕事は?」と尋ねると、
「仕事場まで毎日自家用車で通勤し、会社では一日中デスクワークで、パソコンと睨めっこです。」
とのことでした。肘を横に張るような姿勢が特徴的でしたが、毎日続く車の運転とデスクワークからくるもので、終日座りっぱなしの生活では、体には随分と負担がかかっているんだろうなあ、と感じました。

ところが、背骨の状況を読み取っていくと、「なるほど、ここに出ているんだ」と思わず声を出してしまいました。
「〇〇さん、汗があまりかけないのでは?」
「はい、そうなんです。実は、汗が出るようになるため、母と一緒にホットヨガにしばらく通っていました。」

これではっきりわかりました。
背中を観ていくと、胸椎5番と10番が異常に硬かったのです。
胸椎5番は「汗の出」に関係しています。また胸椎10番は腎臓と関係しています。汗がなかなか出ないと体温調整がうまくいかず、そのために汗として出せなかった水分を小便で排泄するために、腎臓に大きな負担がかかってきます。けれども、それだけではここまで椎骨が硬くなるのは変だなあと思いましたが、ご本人が自ら語ったホットヨガが気になり、
「それはどういうものですか?」
「部屋をかなり暑くして、普通のヨガよりもハードな運動をするんです。参加者はみんな大汗をかいて、終わった後は疲労感が滲みながらも爽快な感じでしたけれど、私だけはとても息苦しさを感じながらやっていました。」

 汗がかけない体が暑さの中で運動すると腎臓が悲鳴を上げる

暑い中での運動は体にかなり負担になるのは当然です。それでも汗が良く出る体ならば体温調整ができるので問題ないのですが、汗が出ない分こうした状況で無理をしたことで、最後には腎臓がパンクした、と見立てました。
お母さんの方はむしろ汗っかきで、こうした状況でも問題はなかったそうです。つまり、元々汗が出にくい体が無理やり汗を出そうと、限界を超えるような暑さの中で運動をしたことで、腎臓が悲鳴を上げ、その暑さから身を守るために肋骨が硬直してしまった、というのが私の整体的な読みでした。

この方は、その後ホットヨガをやめたのですが、大きく体調を崩され、医療機関での診察を受けたところ、腎臓の機能が悪くなっており、腎不全との診断をされたそうです。以後、なかなか体調が改善されないため、お母さんの勧めで私の所を訪ねて来られた、ということでした。
整体操法を通して観察した背中の状況が、こうした出来事を現わしていたことに、逆の意味で整体法の体の読みの素晴らしさを感じた事例の一つでした。

さて、その後この方はどうなったかというと・・
それは、次回のお楽しみ。

 【2】暑い室内での運動から腎不全になったケース(2) に続く

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