神奈川県の辻堂・茅ヶ崎市の整体院

整体生活の知恵

整体法で読み解く猛暑の時代の体【4】極端な温度差が夏の脳卒中に繋がる

2020.09.10 | 整体生活の知恵

ギックリ腰はかなりつらいものですが、それはまだ体が大きく壊れる前の体のサインです。
暑い中での運動で、腎臓の機能が悲鳴を上げたケースも書きましたが、体は必ずサインを送っていたはずです。それを無視してしまうと、体はどんどん鈍くなり、やがて大きな病として現れてしまうこともあるのです。

  猛暑の夏に増えてきた脳卒中

さて、猛暑の夏の時代に増えているのが脳卒中です。
昔の夏はこれほど多くなかったと恩師から伺ったことがあります。確かに4、50年も前は、夏の脳卒中はそれ程多くはなかったようですが、夏の暑さが年々猛暑化してくるに伴い、脳血行問題が増えてきているようですね。
実は、この夏の初めに知人がクモ膜下出血で倒れ、いまだに入院中ですが、医師にさり気なくこの事を聞いてみました。すると、やはりその傾向があるけれども、どうしてなのかまではわからないとのことでした。確かに医療の現場では、その治療と経過を診ていくことが中心ですので、当然といえば当然です。

今回のブログのテーマで、適温を大きく超えた暑さが続くことで体温調整機能に歪みが生じ、腎臓の負担や、体の硬直化、また夏場にも関わらずギックリ腰を引き起こす人が増えているとお伝えました。
また体内の水分が奪われていることもあり、血液の濃度が濃くなっている中、暑さに伴う体の硬直が頸椎から上を圧迫してくるため、脳血行トラブルを引き起こしてしまうのではと考えられます。

脳卒中を引き起こしてしまうと、命への危険も伴います。今回お伝えした様々な体の不調は、暑さに無理をした結果のもので、その不調自体が原因を教えてくれているサインといえます。そのサインを読み解けなかったり、無視をしてしまうと、脳卒中など命に関わる病にも繋がりかねないのですね。

 夏の腰痛が治まった後

これも10年ほど前の暑い夏のことです。
その方は、80歳になるご婦人で、暑さが毎日続くため、操法自体ももう少し涼しくなってから受けようかと思っていた矢先、腰痛が酷くなったとのこと。このため、私の操法を受けに来られたのですが、いつもと比べて体全体に硬直感がありました。
これでは腰痛が悪化してもおかしくないと感じつつ、さっそく操法を行いましたが、あれだけ酷かった腰の痛みが取れ、ご本人も大喜びでした。
「急性の腰痛は回復も早いなあ」とあらためて感じました。その後、念のために首や後頭部も緩んだことを確認しました。

痛みから解放され、表情も別人のように変わり、一緒に来ていたお友達もその変化にとても驚いていました。ただ、少し心配だったのは外が非常に暑いこともあったので、待合室で少し長めに休まれてから帰ってもらいました。幸いお友達がその後に操法を受けられたので、操法後の休息の時間は十分取れてはいました。

 操法で緩んだ後、帰宅途中の猛暑で緊張、そこへ異常な冷気に当たってしまって脳卒中を起こしてしまった

ところが、外に出た途端、あまりにも暑いので、お二人で少し冷たい物でも飲もうと、近くのファミレスに入ったそうです。そこまではよかったのですが、入ったファミレスで案内された席が問題でした。
天井から異常に冷たいエアコンの風が直撃してくる席だったそうで、その極端な冷気に当たっているうちに気分が悪くなり、倒れてしまったと伺いました。すぐに店の人が救急車を呼びましたが、結果として脳出血を起こしてしまったとのことでした。

操法でせっかく体が緩み、腰痛も治まり、エアコンが気持ちよく効いた私の整体指導室で十分に休息を取られたのに、その後の極端な温度差のために、このようなことになったのは残念としか言いようがありません。
緩んだ後の温度差には注意が必要です。特に異常ともいえる冷気をファミレスで当たってしまったことが、脳の出血を引き起こした大きな要因でした。
せめて、気持ちの良い涼しさを感じる場所への移動ならば全く問題はありませんでした。
例えば、いきなりマイナス50度もある超低温の冷蔵倉庫に夏の服装のまま入れば、体は一気に硬直してしまい、常人であっても脳の血管にダメージを与えてしまいかねません。

昨近の猛暑の夏では、エアコンをうまく利用することはとても大事です。けれども、オフィスやこうした公共の場所での空調は、意外に温度調整の管理が出来ていないようですね。あまりにも強い冷たさを感じたら、すぐにその場を離れたりすることは、身を守るためにも大事なことです。

 夏の極端な温度差からくるヒートショックが脳卒中を引き起こすことにも

操法後のように体が緩んだ後は、強い刺激を受けないように指導しています。緩んだ体はピュアな白無垢状態です。墨を一滴垂らしただけでもとても目立つように、普段あまり問題のないものでも、緩んだ後の刺激は大きなダメージとなりかねません。
できればその日は仕事を入れないようにスケジューリングしたり、負荷のかかる腕仕事を避けたり、運動するのもできるだけ避け、食事も腹八分目に留めるように皆さんにはお伝えしています。

今回の例のように、せっかく緩んだ体も極端な温度差の中での移動をすれば、体はついていけなくなります。ましてや極端な冷気を浴びてしまってはなおさらです。
特に高齢者は体の弾力が落ちてきていますので、ちょっとした温度差にもついていけないため、十分な注意が必要です。
昨近の異常な猛暑ではなおさらですし、よく言われるヒートショックはこのような夏の場でも起こってしまうので、これからますます亜熱帯化していく環境の変化には気をつけなければなりません。

 【5】猛暑の時代の夏は無理をしない に続く

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