整体生活の知恵
仏像を観ること、ありますか?
鎌倉に行った際に仏像も観ることがあるのですが、いつも感心するのは仏像のしなやかな指です。
まあ、像であるにも関わらず、本当に優しい指を表現していますね。
仏像に限らず、インドや東南アジア等で見られる民族舞踊にもそれがよく現れています。
昨日も書きましたが、指や手はまさに心、頭と一体と言えます。
ちょうど昨日、テレビで外国の方たちが「美」という字を筆で書いているのを見ましたが、本当はみんな上手なのですが、緊張のあまり震えてしまい、うまく書けないようでしたね。
昔、ロッキード事件で国会に喚問された人が、署名をする際に手が大きく震えてしまって書けないことがありました。
人は何かここぞという時に、自ら勝手に緊張してくると、手の末端に力が入ってしまいますが、腕の付け根である肩にも大きな力が入ってしまいます。
よく野球のピッチャーが、この1球が勝敗を決する、なんて時に全くコントロールがつかなくなることが見受けられますね。
これなども、緊張のため肩から指先まで硬くなり、リリースの際のコントロールがつかなくなるからです。
ゴルフのパットなどでも、これを入れれば優勝、などという場面でも、その気持ちが緊張を生み、手首や指を硬直させてしまい、ほとんど「OK」でもいいようなものがトッププロでさえ入らないというのもあるようです。
心や頭の緊張があると、手はしなやかさを失ってしまうようですね。
さて今日の写真は、先月、鎌倉に行く機会が有り、その際に立ち寄った報国寺の竹林を撮ってみました。
この禅寺は、竹寺として有名で、多くの外国の観光客が散策していました。
(続く)